2024年7月の金融政策決定会合において日銀は政策金利を0.25%引き上げを決定しました。
それを受けて一部金融機関で変動金利が0.15%ほど引き上げとなりました。
住宅ローン返済中の方にとっては、2025年1月ぐらいから金利アップの影響を受ける方も出てくると思われますので、
一度、12月頃に金融機関から送られてくる返済予定表などで確認してください。
また、急激な金利上昇における緩和措置として5年間は月々の返済額を変更しないというルールがあります。
※5年ルールを設けているかどうかは銀行によって違います。
しかし、このルールが適用されている間は、返済金額の元本部分の割合を減らし、利息部分を上げることで月々の返済額に変更が生じないように
しているだけのため、元本の減少が当初の予定よりも遅くなっていることになります。
ですので、どこかでその分(未払い利息がある場合)を返済することになりますので、注意してください。
12月の各銀行の変動金利について、まとめました。
12月11日時点の変動金利
| 銀行 | 新規 | 借換え |
| 三菱UFJ銀行 | 0.345% | 0.345% |
| みずほ銀行 | 0.375% | 0.375% |
| りそな銀行 | 0.390% | 0.390% |
| PayPay銀行 | 0.420% | 0.390% |
| auじぶん銀行 | 0.434% | 0.479% |
| 住信SBIネット銀行 | 0.448% | 0.448% |
12月11日時点の10年固定金利
| 銀行 | 新規(10年固定) | 借換え(10年固定) |
| 三菱UFJ銀行 | 1.220% | 1.220% |
| みずほ銀行 | 1.500% | 1.500% |
| りそな銀行 | 1.805% | 1.805% |
| PayPay銀行 | 1.205% | 1.270% |
| auじぶん銀行 | 1.350% | 1.395% |
| 住信SBIネット銀行 | 1.413% | 1.445% |
※PayPay銀行、auじぶん銀行、住信SBIネット銀行においては自己資金額によって金利が変わります
まとめ
固定金利にはこの他にも、3年固定、5年固定、全期間固定等ありますが、今回は10年固定で比較しました。
変動金利、固定金利ともに金利の上昇幅は銀行によって幅はあるもののほとんどの金融機関で上昇していますが、
三菱UFJ銀行とみずほ銀行においては金利据え置きとなっています。
以前は、ネット銀行が金利的に安くなるイメージでしたが、都市銀行も非常に低金利となっています。
※住宅ローンにおいては、借り入れ条件によっては金利が変わることもあります。
また、手数料や保証料なども銀行によって違いますので、検討される際は、その違いも考慮しておいてください。
今後も金利についてはどのように変化していくのか分かりませんが、上昇していくことも考えられます。
借り換えのタイミングや変動・固定の見直しのタイミングは難しいと思いますが今後の金利の変動に備えておくこくも必要かと思います。

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